よく聞くキーワード・『ラシスト』『セクシズム』
“LGBT”という言葉は世界で同時に聞くようになりました。日本でもフランスでもよく耳にします。続きが“LGBTQIA”ということで、もう覚えられねー、とぶーたれるフランス人も、日本人と同じく周りにたくさんおります。
そしてフランスでは実際に、性転換を隠さなくなり、見せる、カミングアウトする人も多くなりました。仕事でも顧客で元男性の方が改名して女になりましたー、なんてのもありますし、次女の通う中学校では、女の子同士で付き合うのがかっこいい、みたいな感覚でちょっと”流行ってる”ようでもあります、特に女子ですね。
ところで、日本人の感覚で社会問題を話すとき、『それは差別だよね、差別はダメだよね』と話を落ち着けたくなることが多々あります。私はよく困るのですが、この『差別』という言葉、フランス語に直訳すると『discrimination』ですが、『discrimination』という単語、会話中あまり耳にすることがありません。
『差別』は『〇〇差別』という言葉になって会話に出てくることがほとんどです。
よく聞く
- racisme ラシズム – 人種差別, racisteラシスト – 人種差別主義者
- sexisme セクシズム- 性差別, sexisiteセクシスト- 性差別主義者
たまに聞く
- homophobie ホモフォビー 同性愛嫌悪,
- grossophobie グロソフォビー 肥満嫌悪
聞かない
- âgisme 年齢差別
- lucisme ルッキズム・容姿主義
森元首相の女性蔑視発言の時などは、sexisme セクシズムだ、sexisite セクシストだと書かれてました。
歌の上手い歌手のLOUANE(ルーアン)ちゃんなんかは、産後の体重の増えた自分を披露して、grossophobieと戦ってましたね。
聞かない単語、年齢差別・ルッキズムに注目
フランスに住んでひしひしと思うのですが、女性、強いなー、大切にされてるなーと。フェミニスト、という言葉は世界共通ですね。フランスでも頻繁に使います。Féminisme/Féministe(=Fémi)
丁寧な手紙の書き出しは常に、
Madame, Monsieur,ですね。
フランスでは、女性が複数人いてちょっと呼び寄せる場合、中年であれお年寄りであれ、”Venez, les filles !” と呼びかけます。filleは少女の意味ですが、皮肉でなく、親しみを込めて、お年寄りでもfille、お嬢さん、と呼ばれちゃいます。
日本のように若さが極端にもてはやされることはないので、職場などでも年齢差別を感じることがほとんどありません。
ルッキズム・容姿主義はフランス語でlucismeと訳せるらしいですが、、あまり聞かないですね。そもそもフランス人は外見で人を判断することがかなり少ないような気がします。(身につけてるもので金持ちか貧乏かはよく見られますが)人によって、美しいの基準がバラバラです。個人主義だからでしょうか。
特に、恋愛をするときの、外見に対するステレオタイプ、少ないと思います。
ステレオタイプstereotype、という言葉はステレオティープと発音して、これもよく耳にします。
日本でなら恋愛するときにコンプレックスとなり得ること、まぶたが腫れぼったいだとか、下半身デブだとか、小顔でないとか、ししゃも足だとか、毛深いとか、大きいホクロがある、髪の毛が剛毛だとか、日本では色々気になりますが、フランス人はそんなこと気にしない!長所は長所で褒められますが、短所は『個性』になるのです。
ちなみに、コンプレックスに囚われている人を、Il est complexé. と表現したりします。
管理人は日本にいるときはO脚コンプレックスでしたが、フランスに来て忘れました。誰も見てない。気づきもしない。
Je ne suis plus complexée ですね。
一重まぶたや低い鼻なんかは、スッキリした顔で綺麗だ、と長所に変わったりもします。面白いです。
こじつけでこの記事をまとめてしまいますが! コンプレックス解消に、フランス人と友達になって価値観を広げて見ましょう!
